医学情報サービス研究大会は、1984年に東京都養育院講堂で開催された第一回大会以来、研究発表、生涯教育、情報交換の広場として、発展してきました。これは、大会会場の提供と実行委員会のご尽力によるものです。大会の場が存在してこそ、私たちは、学びあい、率直に交流し、問題解決の方法を求め、心地よい時間を共有できました。大会を実行するには解決すべき課題もありますが、組織し実行する立場で、この大会に関与していただければ幸いです。大会の継続と発展のために、みなさまのご協力をお願いいたします。
当初、参加者は150名前後でしたが、開催地によっては300名を越えることもありました。大会の組織や実行のために必要なノウハウや人材、活動資金など、これまでの大会から蓄積しています。
もし実行のために支援が必要な場合は、幹事会メンバーや多くの仲間が協力できます。プログラムについては、特別講演や継続教育コース、特定テーマのシンポジウムなど、実行委員会の裁量で企画できます。一般演題はポスター発表を含め、新しい人々の申し込みを得ています。情報サービスの専門職として、企業とのパートナーシップも形成しています。新しい製品やシステムの紹介は、展示ブースだけでなく、プロダクトレビューの場で口演されています。これにより、一般演題やポスター演題は、研究発表や事例提示を中心にして、マーケティングのための商業発表と区別されることになります。
大会運営のための経費は、主に参加者の大会参加費に依存しています。企業からの展示収入も寄与していますが、主催者側と企業との適正な関係を育成していくつもりです。懇親会や大会グッズなどは、学びあうだけでなく、楽しめるプログラムとして位置づけています。
これまでの大会運営にあたり、財政支援のともなう他組織からの後援を受けていません。私たちは手作りであることを大切にしており、今後とも自由な個人の力を組織した大会として継続させたいと願っています。
”Learning from each other!”。大会開催についてご相談がございましたら、ぜひ幹事会メンバーへお知らせください。